[天皇杯] G大阪 1-0 柏 “No, you can't.”
天皇杯ファイナルを初めて生観戦しましたが…
ホーム側の大型ビジョンの根っこで、柱を風除けにした上、
太陽光線は全身直撃。黒の皮ジャンが熱を吸収して汗すらかきそう。
いやー、元日の国立ってこんなに暖かいものだったのかw
そんな快晴のお正月にサッカーを観られる幸せ。
…なんてものは試合中には全く感じなかったけどな!
誰もが予想した通りに、しんどく、痺れる、白髪が増えそうなゲームでした。
開始1分足らずで、「あ、こりゃダメだ」と。
柏軍の凄まじい出足。想像以上の圧力と迫力に、押し込まれるガンバ陣営。
ここで失点しなかったのが、この試合のポイントのひとつでした。
安田のサイドを突破された時は本当にヤバかったが、
ここでチームを救ったのが藤ヶ谷。至近からのポポの一撃を片手一本。
思えば07年のナビスコ決勝でも、獅子奮迅の活躍を見せましたね彼は。
大舞台に強い男。後半の古賀のヘッドも見事に止めた。
嵐のような柏の攻勢も、もちろん90分続くわけではなく、
15分過ぎからはガンバもボールを持てるように。
ファーストシュートは明神の強烈ミドル。古巣のサポに向けて撃ち込んだった。
99年のナビスコ決勝の時、彼は南とともに五輪予選でいなかったけれど。
あの頃、柏サポの誰もが、明神と輝ける未来を共有できると信じていただろう。
10年後、今日という日が訪れるなんて想像すらできずに。(私だってそうさね)
……感傷はさておき。
ここからしばらくは、互角の展開、一進一退の攻防に。
先に動いたのはノブリン。
魔術師・フランサを後半開始から投入。続いて李忠成を後半途中から。
にしのんは動かない。
「いつ誰が壊れるか判らない」事情はあれど、ピッチの11人を信じる。
結果として、両者の采配がこの試合ふたつ目のポイントになる。
フランサが守備をしない分、余裕の生まれたボランチエリアに、
気づけば遠藤が下がってゲームメイクを始めている。
ゲームの均衡は崩れた。
時間の経過と共に、G大阪のパスワークが、柏のプレッシングを圧倒していく。
私はちょっと泣きそうだった。
60試合分積み重ねた疲労、ダメージは、極限まで肉体を蝕んでいる筈だ。
なのになぜ、ガンバの選手達はこんなサッカーが出来るのか。
足を止めず、集中を切らさず、頭を使い、体を張り、パスを繋ぎ、
素早く攻守を切り替え、誰一人サボらず、持てる技術を尽くして!
聖火台のあたりに目を向ける。
サッカーの神様よ、見ているか。
勝利に、優勝するに相応しいのはどちらか、一目瞭然だろう?
気紛れに柏を勝たせたりしたら、一生恨むぞテメこの。
延長後半、満を持して播戸竜二投入。
「ここでバンが終了直前に決めて勝ったりしたら、もう最高だ」
ホーム側の、青黒を身につけた誰もがそう思っただろう。
そ れ が 実 現 し て し ま う の が ガ ン バ 劇 場 の 真 髄 。
播ちゃんめ、このゴールをより劇的に盛り上げる為に、
今まで外し続けてきたのか。そうとしか思えないw
大人しく座って観ていた私も立ち上がり、飛び跳ね、両拳を突き上げ絶叫した。
なんというカタルシス。これだよ。これがガンバ。最高だ!
死闘120分の終わりを告げるホイッスルが響く頃。
見上げれば太陽は既に沈み、黄昏の空には月と星。
「この空に輝く星があるように、国立霞ヶ丘にはガンバが輝く」。
終了直後、思わず向かいの黄色を指差し「ざまあみろ!」と吼えた私。
器の小さい粘着男でサーセンw
西野朗を柏から追い出したアンチどもは、せいぜい眠れぬ夜を過ごすがいいさ。
ああ、こんな気分のいい元日は生まれて初めてヽ( ̄▽ ̄)ノ
2005年 Jリーグ
2007年 ゼロックススーパーカップ
2007年 ヤマザキナビスコカップ
2008年 AFCチャンピオンズリーグ
2008年 第88回天皇杯
国内+アジアの全タイトル、総ナメさせてもらいました!
ありがとうございました!
選手諸君、監督、スタッフの皆様、本当にお疲れ様。
今はとにかく休め。全力で休んでくれ。
そして今年も頑張りましょう。
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